令和5年度パリ日本人学校経営方針の概要
本校の使命
・日本国内と同等以上の教育・グローバル人材の育成・日仏の文化交流・教育交流促進
学校教育目標 グローバル人材の育成を目指した教育の実現
※グローバル人材とは「次代の社会を担い、及び国際社会で活躍することができる、
豊かな人間性を備えた創造的人材」
目指す子ども像 【校訓】明るく仲よくたくましく
“あ・な・た” を大切にする「心のふるさと “パリ日” 」
・あ(明るいあいさつや返事ができ 明るく進んで学ぶ子):知
・な(仲間を思いやり 日本人や外国人とも 仲良くできる子):徳
・た(たくましい体を作り 自分の体や心を 大切にする子):体
目指す学校像 文化大国フランスにあることを活かした学校
◎フランス社会から学ぶ
・社会見学の充実 ・旅行的行事の充実
◎外国語活動の活性化
・授業における会話力向上 ・検定への積極的なチャレンジ
・現地校交流によるコミュニケーション力向上
・現地スタッフとの日常会話による会話力向上
◎保護者や地域との連携・協力促進
・開校50周年記念「パリ日祭」の開催 ・開校50周年記念式典の開催
・2024パリ・パラ自転車競技場への協力
※「フラワーレーンプロジェクト」「シルクプロジェクト」
・2023ラグビーワールドカップフランス大会での日本代表への応援メッセージ
◎信頼される学校づくりの推進
・情報発信の充実 ・速やかな学校評価結果公表と改善策提示
・バス通学の安全対策強化 ・避難訓練の充実と大使館警備担当官との連携
◎異年齢集団交流の促進
・各種縦割り活動 ・クラブ、委員会活動 ・児童会、生徒会活動
・開校50周年記念パリ日祭「学習発表会の部」 ・開校50周年記念運動会
◎国際交流・国際親善の促進
・サンシャルルノートルダム中学校との交流会(中学部)
・セットマール校等との交流会(小学部) ・「パリ日祭」への交流校招待
・2024パリオリンピック、パラリンピック開催を活かした取組
目指す教職員像 【基本姿勢】
〇児童生徒や保護者を大切にし、誰からも信頼される教職員
〇児童生徒とともに考え、ともに成長する教職員
〇「厳にして慈」 子どもの心を動かすことのできる教職員
※各学年における道徳科授業の充実
※全校朝会での校長講話を通じた心の教育
〇“わ・た・し”を大切にする授業をめざす教職員
・わ「わかる授業」・た「たのしい授業」・し「しりたい、しらべたいと思う授業」
※「わけをそえて話すこと」の徹底
※相手意識・目的意識を明確にした発表力の向上
時宜を生かした取組 アフターコロナにおける教育活動の充実
・開校50周年記念行事を活かした教育 「温故知新 開校50周年 継承と発展」
・2023年ラグビーワールドカップフランス開催を活かした教育
・2024年パリオリンピック・パラリンピック開催を活かした教育
※「提言フォーラム
を通じたSDG‘Sの視点によるオリパラへの発信力向上。
・2025年関西大阪万博開催に合わせた教育への足掛かり
経営の基本姿勢
◎教育指導と経営管理は両輪
・教員は学校経営を積極的に理解し、事務職員も教育活動を積極的に理解する。
・無理、無駄なく環境問題への配慮を行い、対価効率のある教育活動の展開を目指す。
・長期的視野に立った財政運営の安定化と厳正な会計監査の実施を目指す。
〈教員〉
1 児童生徒や保護者のニーズへの積極的な対応
2 資質向上のための計画的な研修実施と日々の実践を通しての授業力向上
3 各自が課題意識を持ちそれを解決していくことによる個々の資質向上
4 無理無駄のない学年・学級経営の推進
5 教員一人一人の服務の厳正化
〈事務職員〉
1 財政運営の効率化と安定化に向けた具体的な対応
2 教育活動におけるニーズの的確な把握と速やかな対応
3 教職員の生活基盤安定のための諸事務の迅速かつ適切な対応
令和5年度の重点
1、「開校50周年記念行事」への取組を活かした児童生徒の自己実現
①6月:開校50周年記念運動会 ②10 月6日:開校50周年記念式典
③10月7日:開校50周年記念「パリ日祭」、等
2、2024年パリオリンピック・パラリンピック開催を活かした教育の推進
①「2024パラリンピック」を活かした探究学習と「提言フォーラム」
テーマ:「パラリンピックを通して考える 今の私と未来の私」
~SDGsの視点による教育活動の推進~
②パラリンピアンによる講演会実施(11月)、等
3、英語教育・フランス語教育の充実
①指導の工夫改善 ②アウトプットの工夫と充実 ③英検、仏研の奨励
4、フランス社会における文化芸術等の体験的学習の推進
①宿泊的行事の活用 ②社会見学の活用 ③外国人学校との交流活動の充実
5、学力向上・心の教育の充実・体力向上の推進
(1)学力向上について
①「パリ日タイム」(8:30~8:45)の活用
※曜日ごとに活動を工夫
月:学級の時間 火:朝読書(隔週読み聞かせボランティア)
水:全校・学部朝会または朝の運動
木:(小)朝学習(中)委員会活動 金:朝の運動
②授業力校向上のための校内研修の充実
(2)心の教育について
①道徳教育の充実と「パリ日タイム」の活用
②全校朝会の実施 ※直接校長が講話で語る心の教育
③季節感を味わう取組みの推進 ※こいのぼり、七夕、ひな人形等
④学校間交流による外国人との交流
(3)体力向上について
①体育授業の充実 ※体育専科教員のTT実施による指導
②「パリ日タイム」の活用
③体育的行事の充実 ※運動会、マラソン大会、業間休み等を通じての体力向上